2011,08,12, Friday
時代は未定だけど、多分中期ごろ?
最初は仙文で「霊験お初捕物控」とか「しゃばけ」っぽい感じのノリで、妖怪絡みの事件に退屈しのぎ面白半分で首を突っ込む仙蔵(小間物屋の道楽息子)と、高利貸(両替商?)の末娘お文(もん)(=文次郎)のどたばたコメディっぽい話を考えていました。
仙蔵は人ならざるものが見聞きできて、人の心も何となく感じとれる。故に愛想は良いがさり気なく人と距離を取っている。その中で彼が信頼するのは隣の両替商の末娘お文。お文は妖に敏感な体質で、存在を見聞きすることはできないが匂いや悪寒などで把握する。結構広範囲で反応するので、見聞きできる仙蔵にとってはちょっとしたレーダーでもある。同時に両替商の偏屈娘、と言われるお文は、普通の娘とはちょっと違って荒々しい言葉遣いに愛想のない態度。正直すぎる性分で損をしているが、仙蔵にとっては逆にそれが信頼できて、何かと事件に関わる時は連れ回している。
お文自体は隣の仙蔵が美男であるが故にちょっとコンプレックスを持っていて、実はあんまり一緒に歩きたくない。だけど、何だかんだ言って人が良いので結局彼に付き合ってしまう。因みに趣味は計算で、よく神社仏閣などに行っては奉納された計算問題(「お初」の右京之介さんが見ていたようなやつ)を眺めては懐に入れた算盤を取り出して計算している。難しいのは家に持ち帰り、家業の手伝いの後に計算するため、よく寝不足の隈ができている。
本人は地味地味な格好をしているが、隈取って化粧してそれなりの格好をすれば、そこそこ可愛くなる(はず)。仙蔵はそれを知ってるので、時折飾りっ気のないお文を自宅に連れ込んで、店の品を適当に漁っては彼女を着飾らせようとする。そんな仙蔵をお文は物好きだなあ、おかしいやつだなあ、と本気で思ってる。
鉢雷もありだよなーって思ってて、初めは「そこそこの武家のひとり娘な雷蔵」と「猿回し(大道芸人)な三郎」で、二人は手に手を取って駆け落ちしたら良いんだよ! と思っていたのですが、途中から三郎は「暴れん坊将軍」のように「身分を偽って猿回しに扮する殿様(どっかの大名)」でも良いんじゃないか、って気がしました。国のあちこちを猿回し姿で巡って、あちこちの悪を暴くんですよ。で、猿回しに扮している三郎と武家の娘であるお雷(らい)(=雷蔵)が恋に落ちて、最終的に殿さまは嫁さんを連れて帰ってくるんですね。
三郎が居ない城は竹谷と久々知がしっかり守ってるんです。で、竹谷はずっと昔から何くれと自分を可愛がってくれる木下鉄丸(城の重臣で忠臣)と、彼の孫娘で竹谷に懐いている動物好きの眞子(まこ)(=孫兵)と家族ぐるみの付き合いをしていて、殿さまの三郎がいつまで経っても結婚しないから自分も婚期を逃して('A`)ヴァー となってるところに、美しく成長した眞子が嫁に来たら良いと思います。
久々知は実は女なんだけれど、双子の兄が幼い頃に病で亡くなった時に跡取りがいなくなるのは困る! ってんで、咄嗟に死んだのは妹姫だったと偽られ、その日から兄の振りをして生きている。三郎は知ってるけど、竹谷は知らない。で、美男子で三郎の夜伽もしてんじゃないか、だから三郎は嫁さんを取らないんじゃないか、とよく悪評を立てられる。でも、実際には全くそんな事実なし。
三郎がお雷を連れて帰って来たので、ようやく重臣組も結婚が何となくしやすくなる(三郎は臣下が先に結婚しようと全く気にしないが、周囲が気にしていた)。で、竹谷は眞子を嫁に取り、久々知も流れで何となく嫁さんをもらわなきゃならなくなる。で、三郎が手配した嫁さんが年上のおタカさん(=タカ丸)。華のある美人だが、やたら背が高くてごつい。久々知と並ぶと久々知の方がちっちゃいので、久々知は何でおタカを選んだのか三郎をちょっと恨んでる。
で、実際に一緒に暮らしてみれば、何とおタカが男だったことが判明(久々知と同じく、何かの理由で女装をしなければならなかった)、己の正体を隠している久々知は「男に興味はないから。でも、あんたも大変なんだろうし、俺の嫁ってことでここで暮らしときゃ良いよ」とおタカを許容。そのうちに何かトラブルがあって、久々知が女だとおタカにばれる。すったもんだの末、男女逆転で夫婦になる久々知とおタカ。久々知の妊娠中は、久々知は腹に水の溜まる奇病に掛かったとして自宅療養、タカ丸は妊娠したとして腹に布を詰めて生活。何も知らない竹谷が物凄く心配するので、久々知の良心が地味にダメージ。
こへ滝だと小平太は岡っ引き。で、お滝(=滝夜叉丸)は裕福な商家の娘。何かの事件で関わり合いになって、最終的に小平太が結婚を押し通した。仕方ないので、お滝の両親はお滝に小料理屋をひとつ持たせて、小平太と暮らしていけるようにする。
で、留伊で留作。留三郎は大工で、最初おいささん(=伊作)と結婚して、三人の子どもを儲ける(用具一年生)。が、おいさは病死し、子どもが三人も居るので後妻さんを大工頭の吉野作造が遠縁の娘さんを世話してくれたのだが、それが歳若いお作(=作兵衛)。留三郎は自分より年上くらいの女性で、お互いにこれからの老後をのんびり生きてくんだと思っていたため、予想以上に若い娘さんが来て( Д ) ゚ ゚ ←リアルにこんな感じ。
自分としては嫁さんというよりも子ども三人の母親を望んでいたので(三人もいりゃもう子どもも要らないと思ってる)、人助けも兼ねて(子どもが居るのに夫に先立たれたりして)ちょっと生活に困ってるような、自分に合うような後家さんを……と思っていたので、留三郎はお作と吉野に考え直すように説得する。が、留三郎に懸想していることもあり、子どものあしらいも上手いお作が押し切って夫婦に。最終的には仲の良い夫婦になるが、留三郎はちょっとだけ若い嫁さんに罪悪感(笑)。
……ここまで考えて、私はリアルにキモいと思った。
私はあんまり江戸に詳しくないんで、誰か書いてください。原案ならいくらでも出す!ww
| 戯言::ネタ | 02:40 | comments (x) | trackback (x) |
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