唐突にエロの練習。
 エロがうまい人は文章もうまい気がするので、エロくて綺麗で読みやすい文章ってのはどうしたら良いんだろう、と思いながら書いてみた。目的を達成した気はしない。
 あと、どうしてもネタを考えるといらん設定まで考えて長くなるので、前後をぶっちぎる練習も兼ねて。


 タカくく・現パロ・R-18。付き合ってない。タカ丸さんはたらし。兵子さんはタカ丸さんに開発され済。



「まて、ってば……んっ!」
 夕陽の差し込む放送室で、タカ丸の唇が己の唇を塞ぐ。その温かく濡れた感触に思わず震えた兵子は、己に覆い被さる男を引き離そうとその胸を押し返した。しかし、その身体は微塵も動かず、兵子は己の唇が食まれる濡れた音に身体を竦ませた。



「……はっ……なん、で」
「何でだろうね」
「やりたいだけなら他所へ行け。あんたならいくらでも相手してくれる奴がいるだろう」
 長い口づけの間に押しつけられるような形で壁際に追い詰められた兵子は、己の唇を解放して至近距離で見つめてくるタカ丸に問う。しかし、返ってくる答はまるではぐらかすようなもので、それに兵子が忌々しげに吐き捨てればタカ丸が口の端を上げた。
「やだ」
「……あ?」
「――だって、今抱きたいのはあんただもの。ねえ、先輩」
 再び迫ってきた顔を避けようと身体ごと顔を背けるが、タカ丸の腕がそれを許しはしない。強引に彼女の頭を掴んだ手が、乱暴ではないが決して弱くない力で彼の許へと引き戻す。彼女の抵抗など全く意に介さずに再びその唇を食んだタカ丸は、彼女が窒息する寸前でその唇を一度離し、薄く開いた唇に己の舌を再びねじ込んだ。それに兵子がさらに離れようと身じろぎしたが、それは背中についた壁に阻まれてしまう。その間にもタカ丸の舌は兵子の口内を掻き回し、奥へ逃げた彼女の舌を絡め取った。
「や、ん……!」
 やめろ、と告げようとしても、舌を奪われ叶わない。むしろ彼女が言葉を紡ごうとした動きを利用して、さらに深く舌を絡め取られるだけだった。酸欠と口の中の熱さで思考回路が空転しだす。いつの間にか抵抗しようとしていた手は己を支えるためにタカ丸の制服を掴んでおり、萎えた身体は壁がなければ今すぐ崩れ落ちてしまいそうだった。
 いつの間にか足の間にタカ丸の足が入りこみ、顔を掴んでいたはずの腕は片方腰へと回される。タカ丸の胸に押しつけられるようにその身体を引き寄せられ、兵子はその体重をタカ丸に預けるようにその身体に縋っていた。
(――このままではまずい)
 頭の隅でそう思っているのに、身体は全く彼女の思い通りにはならない。むしろ、腰や身体を撫でるタカ丸の手を受け入れるように小さく震える。じわりと熱くなる身体に忌々しさを覚えながら、兵子はせめて拒否の意を示すべくタカ丸の肩に己の額をこすりつけた。けれど、その行為すらタカ丸を喜ばせるばかりで、いつの間にか自分たちの間に入りこんだタカ丸の手が兵子のネクタイを抜いてしまう。ネクタイが床へ落とされるのを兵子が目で追うよりも早く、タカ丸はさらに彼女の制服の前を開けた。
「やめ、ここ学校だぞ……!」
「大丈夫、鍵はかけてあるし。――それに、もう先輩だってやめられないでしょ? ほら、こんなになってる」
 いつの間にか露わになっていた柔肌にタカ丸の手が滑る。固く締め付けていた下着に隠されていた膨らみは、すでにその頂を固くしはじめていた。
「や、め」
 弱く首を横に振って抵抗する兵子の唇へ、再びタカ丸が吸いついてくる。その間もタカ丸の手は止まらずに彼女の胸へと伸び、既に兆しはじめている薄桃の肌にその指をかけた。絡みついてくる舌に気を取られている間に、無防備にさらされた胸へ快楽が走る。軽く摘まれた胸に身体を跳ねさせると、唇を合わせたままのタカ丸が低く笑った。
「先輩、慣れたよね。――本当に、えっちな身体になっちゃった」
「だれの、せいだと……!」
「勿論俺です。こんな風になってくれるなら、一から十まで全部教えた甲斐があるってもんだよね」
 意地悪く耳元で囁かれた言葉に、兵子は思わず唇を噛みしめた。――もし過去に戻れるなら、あのとき流されてこの男へ身体を許した、いやそれよりももっと前、この男に好意を抱いてしまった自分を引っぱたいてでも止めてやりたい。けれど、すでにその全てが手遅れで、兵子は己の身体を容易く開いていくタカ丸に荒い呼吸を返すよりほかなかった。
 顔や唇、首筋をなぞっていたタカ丸の唇がさらに下へと滑ってくる。その意味に気づいて兵子は身じろぎしたが、彼女が身体を逃がすより先にタカ丸が膨らみへ唇を寄せた。濡れた音を立ててその先に口づけられる。その感覚に息を飲む兵子を他所に、タカ丸はその先を軽く吸った。舌先でその形をなぞり、身を強張らせる兵子の反応を確かめるように口の中で固くなった頂を転がした。
「うあっ……!」
「かわいいねえ、本当に。こっちも固くなってるよ?」
 口に含まれているのとは反対側の胸も指でこねられ、兵子は思わず身悶えした。もはや抵抗するだけの気力もない。タカ丸に初めて身を委ねてからそう長い期間は経っていないはずなのに、すでに与えられる快楽に慣らされきった身体は簡単に力を失ってしまう。せめてもの抵抗に背中を壁に押しつけて距離を取ろうとする兵子に、タカ丸は薄く笑った。
「先輩、ちょっと待って」
 自分の着ていたブレザーを脱ぎ、タカ丸は兵子の足下に投げる。それを見るともなく目で追った兵子に、彼はその耳元で囁いた。
「立ってるの、辛いでしょ。座って良いよ」
 その言葉を契機に、兵子の身体が壁を滑る。タカ丸に支えられていなければ落下、とすら言って良いような勢いで、兵子は足下のブレザーへ腰を落とした。口づけと、胸への愛撫。ただそれだけで足に力が入らなくなっている。己を支える腕に添えるように置かれた兵子の腕が、小さく震えた。
「もう、ここも濡れてるね」
「あっ……ば、やめ……! いやだ……!」
「嫌? ……本当に?」
 兵子に覆い被さるようにしゃがみ込んだタカ丸は、彼女の足の間へ己の身体を挟み込み、その根本へ指を伸ばす。スカートの奥に隠された下着はその指に湿った感触を返し、兵子の身体が尚更に震える。ゆっくりと形をなぞるように指を動かせば、兵子がそこから上る快楽に飲まれまいと首を振って身体を逃がした。しかし、逃げると言ってもすでに兵子は壁際に押し込まれている状態だ。そして、彼女の身体はすでにタカ丸に屈していた。
 僅かに残された理性でタカ丸を拒もうとする兵子を、彼は追い詰めるように問いかける。それに言葉を詰まらせた兵子に、タカ丸はゆっくりと手を伸ばした。頬から首筋、そして肩へ。幼子をあやすような手つきでありながら、その触れ方には隠しきれない欲が滲む。それに兵子が思わず瞼を落とすと、タカ丸は無防備にさらされたその場所へ唇を寄せた。瞼、鼻先、頬へと、手のひらと唇で掠めるように辿っていく。その優しい触れ方は兵子の心に残った最後の理性を脆くも崩れさせ、最後にタカ丸の唇が己のそれに寄せられたときには、彼女はタカ丸の首に腕を回してその温もりを受け入れていた。



 ――耳に濡れた音が届く。それは己の胎内に潜り込んだタカ丸の指が響かせており、兵子は指が遊ぶその場所から走る快楽に身体を強張らせた。
 スカートがまくり上げられ、下着も全て取り払われている。まるきり無防備となったその場所をタカ丸は好き勝手に弄び、けれど決して兵子を逃すことのない快楽へと突き落とした。もはや兵子にまともな思考など働かない。ともすれば遠のきそうになる意識を留めるためにタカ丸の首筋に縋り付いてはいるものの、時折食まれる耳朶や唇の掠める首筋、そして己を支えながらもじわじわと悦楽を呼び起こす手の動きに翻弄されつづけている。呼吸のたびに己の喉から漏れる小さな甘い声すら、すでに意識の外へ落ちていた。
「あっ、ああ……っ」
「気持ちいい?」
「う、あ……や……」
「そう、嫌なの? じゃあ、ここは?」
 タカ丸の指がさらに身体の奥へと入りこむ。それに兵子が首を振って身悶えすると、タカ丸は低く笑った。その声が耳にかかるたび、兵子の身体が小さく跳ねる。しわになるほど強く掴まれた制服の背中を意に介することなく、タカ丸はさらにその指を遊ばせた。そのたびに素直な身体は顕著な反応をタカ丸に伝える。それでもまだ最後の一線を踏み越えることのない兵子に、タカ丸は小さく苦笑した。
「もう降参したら? ね、先輩」
「むりいう……ああっ、や、そこだめ……やめ、やめてく、ひ、ああああっ!」
 胎内を激しく掻き回されて限界も近いはずなのに、兵子の唇から漏れる言葉はまだタカ丸を拒んでいる。最後の抵抗を突き崩すために彼女の最も悦い場所を探れば、悲鳴のような声とともに兵子の身体が大きく震えた。それと同時にタカ丸の指へとさらに蜜が絡む。脱力した兵子の身体がタカ丸へと預けられ、彼女が達したのを伝えていた。
 タカ丸は己にしがみついたまま呼吸を整えようとする兵子の身体を壁に預け、汗で張りついた髪の毛を払う。それに潤んだ瞳で彼女がタカ丸を見上げると、タカ丸は持っていた避妊具を取り出して手早く支度を調えた。
「先輩、おいで」
 兵子の身体を壁から取り戻しながら、タカ丸は自身を兵子に当てる。兵子が弱々しくタカ丸を抱きかえすと、彼が当たった場所が小さく震えた。溢れた蜜を絡めるようにその場所をなぞられれば、それだけで身体の奥が痺れていく。無意識に誘うような動きでタカ丸の接触を受け入れた己に気づいて兵子が身体を硬くすると、タカ丸はその背中を優しく叩いた。
「タカ丸さん……」
「ん、大丈夫。いつもと同じだよ。ちゃんと、優しくするから」
「……ん」
 タカ丸を呼ぶ己の声には不安が色濃い。けれど、それにタカ丸が穏やかな声で応えたため、兵子は小さく頷いた。軽く唇を合わせてからタカ丸にその身体を引き寄せられれば、兵子の身体が柔らかくタカ丸を飲みこむ。タカ丸が最奥へと入りこめば、生まれた快楽で大きく身体が震えた。根本まで己に飲み込ませたタカ丸が兵子の身体を抱き寄せる。それに応えるように回した腕の力を強めると、タカ丸が彼女の耳元に唇を寄せた。
「動くよ?」
 確認のようにその耳元で囁かれ、兵子は小さく首肯する。それにもう一度彼女を宥めるようにタカ丸は背中を撫でると、ゆっくりと腰を動かしはじめた。
「う、あ、あっ、あん、あ……っ!」
 タカ丸が動くたびに小さな声が辺りに響く。すでに知り尽くした場所を我が物顔に荒されて、兵子は彼を受け入れた場所が締まるのを感じた。雄を逃さぬように動く貪欲なその場所はタカ丸にも強い快楽を与えるようで、彼は次第に動きを速めていく。戯れるように胸や身体へ触れられれば、タカ丸の入りこんだ場所に蜜が増した。それが己の耳へ響く水音を大きくし、それに煽られるように己は蜜を溢れさせてタカ丸を柔らかく受け入れる。顔を持ち上げて口づけられれば、もはや抵抗などできなかった。熱く絡んだ舌を自らの意志で受け入れ、尚更強く己のなかのタカ丸を締め付ける。唇が離れた途端、濡れた声が兵子の喉を迸った。
「あ、ああっ、も、あ」
「うん、一緒にいこうねえ」
 タカ丸の動きに合わせて兵子の腰が揺れる。無意識に快楽を求めるその姿は、普段の彼女からは想像もつかないほど淫らだ。タカ丸はさらに強く兵子の身体を抱えると、己を求めて蠢く場所へと深く深く入りこんできた。兵子の最も望む場所へと彼を突き立て、その場所が荒らされる。それに兵子は甘い声をあげると同時に大きく身体をしならせ、一際強くタカ丸を銜え込んだ。強く締め付ける場所にタカ丸もまた己の欲望を解放し、薄い膜越しに彼女の胎内へとそれを吐き出す。届くはずのないそれを搾り取るように動く己の胎内を感じながら、兵子は強くタカ丸に抱きしめられる心地よさに目を閉じた。



 薄暗い放送室にぼんやりと浮かぶ兵子の顔は、やるせない憂いに満ちている。
 こんなことではいけないと分かっていながら、流されつづける自分が情けなかった。その感情に唇を噛みしめる兵子を他所に、先に兵子の身支度を調えたタカ丸は何事もなかったかのように最終下校時刻を告げる放送を流している。その切り替えの速さがタカ丸のなかでの兵子の地位を示していて、彼女は力の入らない拳を握った。そのくせ、立ち上がれない兵子を支える手つきはひどく優しく、この世で一番大切なものを扱うかのようなそれに兵子は燻る恋慕を断ち切ることができないままにタカ丸に身体を預けた。

| SS | 22:29 | comments (x) | trackback (x) |

  
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